何を勉強する?研究の内容
生物資源化学研究室では、「生命を形作る構造から新機能を見つけ活用する」を合言葉に、樹木多糖の「ナノ構造」が誘導する「界面」に着目した生体材料化学や、森林微生物の「働き」を活かした高度な「物質変換」を可能にする酵素・生物工学など、森林を舞台に最先端のナノ・バイオ研究を探究しています。ナノ・バイオや環境・エネルギー・物質合成・創薬などに関心のある人、将来、研究者・科学者を目指している人など、本研究室に少しでも興味のある人は、気軽にご連絡ください。
生物資源化学研究室の紹介(九州大学オープンキャンパス2022-2023)
J:COMチャンネル「大学生と考えるSDGs」特集

3つのグループで研究しています

天然構造多糖のナノファイバー形状や規則的な糖鎖界面構造そのものを「生命に働きかける機能」として利用することで、再生医療の重要課題である細胞・組織培養基材の開発を行っています。

樹木多糖類のセルロースは、極細のナノファイバー形状と伸びきり鎖の高分子結晶に由来する界面構造の規則性が特徴であり、その唯一無二性に着目した新規ナノマテリアルの機能開拓を行っています。
多種多様な酵素の優れた物質産生能および物質変換能に着目し、有用酵素の発掘・機能探索および生物工学的手法による有用・新規な化合物の微生物生産を目指しています。
何が身につく?研究の実績
研究室で身につける一番の宝物は研究力です。世の中の難しい問題に対して、何が課題の本質なのかを見究め、自由な発想で道筋を定め、解決に向けてひたすら打ち込む骨太の研究力を身につけることができれば、将来、どこで何をやっても活躍できます!
研究も社会もグローバルでボーダレスです。英語が話せないと・・・などと思っていませんか?自分の言いたいこと伝えるためにいちばん大事なのは、伝えたい内容の明確さと意志です。この感覚が身につけば、びっくりするくらい話し上手になれます!
先行き不透明な時代でやっていけるか心配な人が増えています。よく分かります。未知を不安に怖がるのは当然のこと。でも、研究では未知も想定外も当たり前。それを解決していく喜びを日々味わうことで、日常や将来の未知を愉しむ心が育ちます!